「小数のわり算、かけ算はできたのにわり算になると急にわからなくなる…」そんなお子さんは多いです。実はこの計算には「わる数を整数にする」というシンプルなコツがあります。この記事でしっかりマスターしましょう!

算数の教科書でも重要単元となる小数のわり算。今回は、正しいステップからテストで狙われやすい間違いやすいポイント、そして計算が劇的にスムーズになる小数点のきまりまでを分かりやすく紹介します。まずは以下の解説動画をチェックしてください。
基本的な考え方
この計算が難しく感じる理由は、わる数が小数だからです。でもわる数を整数に変えてしまえば、あとは普通の計算と同じです。
ポイント:わる数の小数点を右に動かして整数にする。そのときわられる数の小数点も同じだけ右に動かすことが大切です!
計算の3ステップ
- わる数の小数点を右に動かして整数にする
- わられる数の小数点も同じだけ右に動かす
- 普通のわり算として計算する
例題①:6.4 ÷ 0.8
ステップ1:0.8の小数点を右に1つ動かす → 8(整数になった)
ステップ2:6.4の小数点も右に1つ動かす → 64
ステップ3:64 ÷ 8 = 8
答えは8です。
例題②:3.6 ÷ 0.04
ステップ1:0.04の小数点を右に2つ動かす → 4(整数になった)
ステップ2:3.6の小数点も右に2つ動かす → 360
ステップ3:360 ÷ 4 = 90
答えは90です。
つまずきやすいポイント①:両方動かすことを忘れる
最も多い間違いがわる数だけ小数点を動かして、わられる数を動かし忘れることです。必ず両方同じだけ動かすことを覚えておきましょう。
「わる数を動かしたら、わられる数も同じだけ!」と声に出して確認するのがコツです。
つまずきやすいポイント②:動かす桁数を間違える
0.04のように小数点以下が2桁の場合、小数点を2つ動かす必要があります。小数点以下の桁数分だけ動かすことを確認しましょう。
答えに小数点が残る場合
わり切れない場合は答えに小数点が残ります。
例:7.5 ÷ 0.6
ステップ1:0.6 → 6
ステップ2:7.5 → 75
ステップ3:75 ÷ 6 = 12.5
答えは12.5です。
動画でさらに詳しく確認しよう
図解を使って丁寧に解説しています。ぜひ動画もご覧ください!
練習問題に挑戦しよう
- 4.8 ÷ 0.6 = ?
- 5.4 ÷ 0.09 = ?
- 9.1 ÷ 0.7 = ?
問題集もダウンロードできます。ぜひ練習してみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 小数点を移動させても、どうして計算の答えが変わらないのか、子供に分かりやすく説明するには?
A. 「わり算は、両方を10倍や100倍しても答えが変わらない性質(きまり)があるんだよ」と教えてあげてください。例えば「6 ÷ 2 = 3」ですが、両方を10倍にして「60 ÷ 20」にしても答えは「3」のままです。小数点を右に動かすのは、式全体を10倍や100倍しているだけなので、答えは同じになるということを簡単な数字の例で教えてあげると、納得しやすくなります。
Q. 「あまり」が出るパターンの計算のとき、子供が最も間違えやすいポイントは何ですか?
A. 移動した後の小数点の位置ではなく、「元の小数点の位置からまっすぐ下に下ろしてあまりの小数点を打つ」という点です。商(答え)の小数点は移動後の位置に打ちますが、あまりの小数点は移動前の元の位置に戻す必要があります。このルールの混同が一番多い間違いなので、ノートに筆算を書く際に「元の小数点」に色をつけて目立たせるなどの対策が効果的です。詳しい小数の計算の仕組みを理解する上でも役立ちます。
まとめ:小数点のパズルを完成させよう
わる数を整数に変えるという移動のステップを正しくマスターすることは、高学年で習う割合や速さ、比の計算など、中学受験算数における多くの重要単元で大きな武器になります。動画と無料ダウンロードできる問題集を活用して、しっかりと練習しておきましょう!
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