「筆算ならできるのに、暗算になると途端に遅くなる…」と悩んでいる小学生・受験生は多いです。中学受験の算数では試験時間内に大量の計算を処理することが求められるため、スピードを上げるテクニックは合否を左右する重要なスキルです。

この記事では、日々の計算が圧倒的に速くなる暗算のコツについて解説し、日常でできる効果的な練習法をわかりやすく解説します。40秒でポイントをつかみたい方は、まず以下の解説動画をチェックしてください。
計算が苦手になってしまう3つの原因
頭の中での計算が苦手な子どもには、共通した原因があります。原因を知ることで、効率よく克服できます。
- 数字をそのまま処理しようとする:大きな数をそのまま頭の中で動かそうとして混乱する
- 九九の定着が不完全:九九に迷いがあると、その先のステップも止まってしまう
- 効率のよい計算順序を知らない:楽に解くための手順を知らず、遠回りをしている
基本のポイント①:数を分解して計算する
数を分解するとは、計算しにくい数をきりのよい数に分けて処理する方法です。基本中の基本のテクニックです。
例:47 + 38 を計算する場合
- 47を「50 − 3」に分解して考える
- 先に 50 + 38 = 88 を出す
- 最後に 88 − 3 = 85 と調整する
このように「きりのいい数に近づけてからあとで調整する」という発想を持つだけで、複雑な数字がシンプルになります。
基本のポイント②:かけ算の工夫と便利な組み合わせ
かけ算の処理では、数の組み合わせを工夫することで、劇的にスピードが上がります。
例:25 × 4 を計算する場合、25が4つで100という関係を一瞬で出せるようにしておきます。
例:15 × 8 を計算する場合、15 × 2 × 4 に細かく分けて、30 × 4 = 120 と頭の中で変形させます。
テストや本番で頻出する便利な数字のセットは、知識として覚えておきましょう。
- 25 × 4 = 100
- 125 × 8 = 1000
- 12.5 × 8 = 100
基本のポイント③:左から右へ計算する習慣をつける
筆算は一の位(右)から計算しますが、頭の中だけで行う場合は左(大きい位)から順番に処理する方が圧倒的にスムーズです。答えのおおよその見当がつくため、大きなミスにも気づきやすくなります。
例:342 + 215 を計算する場合
- 百の位:300 + 200 = 500
- 十の位:40 + 10 = 50
- 一の位:2 + 5 = 7
- すべて足して:500 + 50 + 7 = 557
左の位から順番に足し合わせていくことで、頭の中の記憶スペースが整理されやすくなります。
日常の生活でできるスピード練習法
計算力は毎日の積み重ねで伸びます。以下のちょっとした練習を日常に取り入れてみてください。
- 買い物の合計金額を予想する:スーパーやコンビニのレジに並ぶ前に、カゴの中身を頭の中で合計する習慣をつける
- 時計を使って残り時間を割り出す:「今3時20分だから、4時まであと何分かな?」と瞬時に計算する練習
- 1日10問のドリルに挑戦:毎日短時間でよいので、ストップウォッチでタイムを計りながら解く。当サイトの無料問題集PDFも活用してください
よくある質問(FAQ)
Q. 筆算を細かく書く癖が抜けず、頭の中で処理しようとすると遅くなります。
A. 無理に全ての計算を頭の中だけで終わらせようとする必要はありません。まずは「2桁+1桁」など、確実にミスなくできる簡単な数字から徐々に筆算を減らしていくステップを踏んでいきましょう。
Q. 繰り上がりや繰り下がりがある引き算でいつもつまずいてしまいます。
A. 引き算の時は「10のまとまり」を意識するのがコツです。例えば「15 − 7」なら、15からまず5を引いて10にし、残り2をさらに10から引く、というように段階的に引くと脳の負担が減ります。
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まとめ:頭の体操を日常にしていくことが大切
- 頭の中で処理するのが遅い原因は、分解のスキルや手順の知識不足にある
- 数をきりのよいまとまりに一度分解してから調整するのが鉄則
- 25×4=100や125×8=1000など、中学受験でよく使う数字の関係を暗記する
- 筆算とは逆に、左の大きい位の数字から順番に足していく
- お買い物や時計チェックなど、普段の生活の中で鍛える習慣を作ることが、暗算のコツを掴む近道です
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