「祈りをかき消す破壊衝動。聖なるものと暴力性が激突する焦土の世界。」人間の持つ激しい怒りのエネルギーを、あなたは音楽と映像でどう表現しますか?

大好評をいただいている原罪シリーズMVの第3弾は「憤怒(Wrath)」がテーマです。神聖なゴスペルコーラスと90年代ダークV系ロックの激突という、これまでで最もアグレッシブな楽曲に仕上がりました。制作秘話をお届けします。まずは完成した映像をチェックしてください。
「憤怒」をテーマにした世界観
7つの原罪の中でも「憤怒」は最もエネルギーが爆発するテーマです。「祈りをかき消す破壊衝動」というコンセプトで、神聖さと暴力性の対立を音楽で表現することにしました。
ゴスペルコーラスの荘厳さが、90年代V系の生々しいノイズと激突することで、「聖なる焦土」という矛盾した世界観が生まれています。
楽曲制作:ゴスペル×V系という禁断の融合
Suno AIで最も挑戦的だったのがゴスペルコーラスと90sダークV系ロックの融合です。
- ゴスペルパート:荘厳なコーラス・聖歌隊的な重なりを指定
- V系パート:90年代特有のノイジーなギター・ダークな雰囲気を指定
- 融合部分:両ジャンルが同時に鳴り響く「規格外の暴虐サウンド」を目指した
Suno AIはこうした異ジャンルの融合が得意で、プロンプトを工夫することで想像以上のサウンドが生まれました。ストレス発散に最適な一曲です。
画像生成:聖と俗の対立をMidjourneyで表現
Midjourneyでの画像生成では「聖なるもの」と「破壊的なもの」の対比を意識しました。
- 教会・十字架・光などの神聖なモチーフ
- 炎・廃墟・ダークなV系ビジュアルのキャラクター
- 白と黒・金と赤のコントラストが強いカラーパレット
神聖さと破壊が同じフレームの中で共存する、緊張感のあるビジュアルを作り上げました。
動画生成:新ツール「Kling」を導入
今回から新たに動画生成ツールを導入しました。
- Hedra:キャラクターのリップシンク。激しい感情表現を自然に再現
- Kling:激しいアクションシーンの動画生成。Runwayより動きの激しい表現が得意
- CapCut・Canva:最終編集・テロップ・エフェクト追加
Klingは激しい動きや破壊的なシーンの生成に強みがあり、このテーマには最適なツールでした。各ツールの得意分野を把握して使い分けることの重要性を実感しました。
歌詞制作のこだわり
歌詞はすべて自分で制作しました。テーマの歌詞で意識したのは:
- ゴスペル的な祈りの言葉と、V系的な破壊の言葉の対比
- サビでの爆発的なエネルギーの放出
- 「聖なる焦土」という矛盾した世界観を言葉で体現する
神を讃える言葉と破壊衝動が同居する歌詞は、感情の本質をうまく表現できたと思っています。
シリーズを通じた制作ツールの進化
伝統的な七つの原罪を作り続けることで、制作ツールのラインナップも進化しています。
- 色欲:Suno / Midjourney / Hedra / Runway / CapCut
- 怠惰:上記 + Canva
- 憤怒:上記から Runway を Kling に変更
各曲のテーマや表現したい世界観によって最適なツールが変わることを、実践を通じて学んでいます。
使用ツール一覧
- 楽曲生成:Suno AI
- 画像生成:Midjourney
- 動画生成(リップシンク):Hedra
- 動画生成(アクション):Kling
- 編集:CapCut・Canva
よくある質問(FAQ)
Q. Suno AIで「荘厳なゴスペルコーラス」と「激しいV系ロック」を破綻させずに激突させるプロンプト表現は?
A. 「grand majestic gospel choir chorus, solemn church vocal harmony, collide with dark 1990s visual kei rock, aggressive heavy distorted guitar riff, explosive dynamic blast beat」のように、静と動、聖と俗のキーワードを明確に対比させて並べます。ゴスペルの重厚なハモりとV系のノイジーな疾走感が奇跡的に噛み合った、ドラマチックなサウンドを引き出しやすくなります。
Q. 新導入した「Kling」で、炎や爆発を伴う激しいアクションシーンをリアルに生成するコツは?
A. Midjourneyから出す画像に、あらかじめ火の粉や不穏な煙などを薄く混ぜておきます。Klingへの指示文(プロンプト)に「intense motion, cinematic background explosion, massive burning flames, dynamic camera movement, high dramatic tension」と、カメラの動きや炎の激しさを指示することで、静止画が破綻することなく、凄まじい臨場感を持ったハイクオリティなアクション映像へと変化させることができます。
まとめ:原罪シリーズMVのパズルを完成させよう
次回は原罪シリーズ第4弾「傲慢」の制作秘話をお届けします。お楽しみに!BR Re:cordsチャンネルでは引き続き新しいクリエイティブに全力で挑戦していきます。チャンネル登録・高評価よろしくお願いします!
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