【原罪シリーズ・第8の罪】Toxic Masquerade制作秘話|匿名ネット社会を風刺したボカロ風高速ロックの作り方

AI音楽

原罪シリーズ番外編、「第8の罪・虚栄(Vanity / Hypocrisy)」。アルパカ紳士さんの企画にあった7つの原罪では収まりきらない、現代社会への痛烈な風刺を込めたオリジナルの罪です。制作秘話をお届けします。

「虚栄」という第8の罪を設定した理由

7つの原罪(色欲・怠惰・憤怒・傲慢・強欲・嫉妬・大食)を制作し終えたとき、「現代社会に特有の罪が抜けている」と感じました。

その罪が「虚栄(Vanity / Hypocrisy)」です。SNSや匿名掲示板で安全圏から正義を振りかざし、仮面の下の素顔を隠し続ける現代人の姿は、古典的な7つの原罪のどれにも完全には当てはまりません。

「私たちが齧ったのは、匿名という名の毒入りリンゴ」というコンセプトは、インターネット社会に生きる私たち全員への問いかけです。

楽曲制作:ボカロ風高速J-Pop×オルタナロック

「虚栄」というテーマに選んだのがボカロ風ファスト J-Pop×オルタナロックという組み合わせです。

  • ボカロ風パート:キラキラしたシンセ・高速なメロディライン・可愛らしい表面
  • オルタナロックパート:重いギター・アグレッシブなリズム・本音の激しさ
  • 狙い:表面の可愛らしさ(仮面)と内側の激しさ(素顔)の対比

ボカロ文化自体が匿名性と強く結びついているため、ボカロ風サウンドを選んだことは「虚栄」というテーマと二重の意味でリンクしています。

歌詞制作:現代のネット社会への風刺

今回の歌詞は原罪シリーズの中で最も社会批評的な内容になりました。意識したポイントは:

  • 匿名性の二面性:自由を与えると同時に責任から逃げる道具になる
  • 正義の仮面:安全な場所から他者を攻撃することへの皮肉
  • 自己への問い:聴く人自身も「虚栄」と無縁ではないという視点

特定の誰かへの批判ではなく、ネット社会全体・そして自分自身への問いかけとして書きました。

画像生成:サイバーパンク×仮面の世界観

Midjourneyでの画像生成ではサイバーパンクと仮面舞踏会の融合を意識しました。

  • 美しい仮面をつけたキャラクター・仮面の下の歪んだ表情
  • ネオンカラーのサイバーパンク都市
  • スマートフォン・SNSアイコンをモチーフにした現代的な要素
  • 毒入りリンゴのモチーフを各所に配置

シリーズ完結:全8曲を通じて学んだこと

アルパカ紳士さんの企画から始まり、オリジナルの第8の罪まで制作した原罪シリーズ。全8曲を通じて学んだ最大の教訓は「テーマと音楽ジャンルと視覚表現を三位一体で考える」ことの重要性です。

それぞれの原罪が持つ感情的な性質が、ジャンル選択・画像生成のプロンプト・歌詞の言葉選びすべてに自然と影響します。AIツールは指示した通りのものを生成しますが、その指示の質を決めるのは人間の感性と思考です。

このシリーズが、AI音楽MV制作に挑戦したいと思っている方の参考になれば嬉しいです!

使用ツール一覧(シリーズ最終形)

  • 楽曲生成:Suno AI
  • 画像生成:Midjourney
  • 動画生成:Hedra・Runway・Kling・Seedance
  • 編集:CapCut・Canva

原罪シリーズ全8曲、ぜひ全部聴いてみてください!BR Re:cordsチャンネルでは引き続き新しいAI音楽MVを制作していきます。チャンネル登録・高評価よろしくお願いします!

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