原罪シリーズ最終弾は「大食(Gluttony)」。全てを喰らい尽くす蝗の群れをモチーフに、オーケストラの不協和音とアヴァンギャルド・メタルが融合した絶望のパニックホラーに仕上がりました。シリーズ完結の制作秘話をお届けします。
「大食」をテーマにした世界観
7つの原罪の最後を飾る「大食」。単なる「食べ過ぎ」ではなく、「どれだけ喰らっても満たされない飢餓」という本質的な解釈でアプローチしました。
「Million Locusts(百万の蝗)」というサブタイトルが示す通り、蝗害(大量のバッタが農作物を食い尽くす自然災害)をモチーフに選びました。止まることなく全てを喰らい尽くす蝗の群れは、「大食」という原罪の恐怖を視覚的に体現する完璧なイメージです。
楽曲制作:オーケストラホラー×アヴァンギャルドメタル
シリーズ最終弾にふさわしく、Suno AIで最も実験的な組み合わせに挑戦しました。
- オーケストラホラーパート:不協和音・不安を煽る弦楽器・ホラー映画的な管楽器
- アヴァンギャルドメタルパート:予測不能なリズム・極端な音域変化・破壊的なギター
- 融合の狙い:「喰らい尽くす恐怖」を音楽的なパニックとして表現
シリーズ7曲の中で最も聴く人を選ぶ楽曲ですが、「大食」という底なしの飢餓感を表現するにはこの方向性しかないと確信しています。
画像生成:蝗害の恐怖をMidjourneyで視覚化
Midjourneyでの画像生成では蝗害の圧倒的なスケールと恐怖を表現しました。
- 空を覆い尽くす無数の蝗の群れ
- 食い尽くされた荒野・廃墟と化した農地
- ダークファンタジー的なモンスター化した蝗のキャラクター
- 黒・緑・茶色を基調にした絶望的なカラーパレット
新ツール「Seedance」の導入
今回の制作で新たに導入したのがSeedance(Seedance2)です。
- Seedance:大量の蝗が動き回るシーンの生成。群衆・大量のオブジェクトが動く映像生成が得意
- Runway:背景や環境の動画生成
- CapCut・Canva:最終編集
蝗の大群という「数の恐怖」を表現するためにSeedanceは最適なツールでした。シリーズを通じて常に新しいツールを試し続けた結果、最終曲では最も多彩なツール構成になりました。
原罪シリーズ全7曲を振り返って
アルパカ紳士さんの企画から始まった原罪シリーズ、全7曲を完走しました。各曲で使用したジャンルとツールを振り返ります。
- 色欲 → 90s Rave Techno × 昭和 / Hedra・Runway
- 怠惰 → Rockabilly × Reggae / Hedra・Runway・Canva
- 憤怒 → Gospel × 90s V系 / Hedra・Kling・Canva
- 傲慢 → Baroque × Virtuoso Bass / Kling・Canva
- 強欲 → Toy Pop × Gothic Rock / Runway・Kling
- 嫉妬 → 和楽器 × 50s Rockabilly / Runway・Kling
- 大食 → Orchestral Horror × Avant-Garde Metal / Runway・Seedance
この企画を通じてSuno AI・Midjourney・Hedra・Runway・Kling・Seedance・CapCut・Canvaという8つのツールを実践的にマスターできました。アルパカ紳士さんに感謝です!
AI音楽MV制作の全ワークフロー
シリーズを通じて確立したAI音楽MV制作のワークフローをまとめます。
- コンセプト設計:テーマ・ジャンル・世界観を決める
- 歌詞制作:自分でオリジナル歌詞を書く
- 楽曲生成:Suno AIでプロンプトを調整しながら制作
- 画像生成:Midjourneyで世界観に合った素材を大量生成
- 動画生成:Hedra・Runway・Kling・Seedanceを使い分けて動画化
- 編集・書き出し:CapCut・Canvaで仕上げ
このワークフローは原罪シリーズ以外の楽曲制作にも応用できます。AI音楽MV制作に興味がある方はぜひ参考にしてください!
使用ツール一覧
- 楽曲生成:Suno AI
- 画像生成:Midjourney
- 動画生成:Runway・Seedance
- 編集:CapCut・Canva



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